【DX支援プラン利用】
紙をデジタルで補う提案で
海外案件を受注!

株式会社トーユー
青野様

【この事例のポイント】
・スマホサイトをタイで活用!同時に缶バッジなどのノベルティも受注!
・DX人材支援を通して事前に運用の相談が行えた
・「早く結果を知りたい」という取引先の要望に対応!

株式会社トーユー様について教えてください。

当社は、宮城県仙台市に本社工場を置き、印刷・加工業を手掛ける会社です。
取り扱う印刷商品は、チラシやパンフレット、パッケージ制作、更には、カードやPOPなど多岐に渡ります。
例えば、チラシにおいても、店頭置きや折込広告、ポスティング用など様々な用途のものを手掛け、オフセット印刷を駆使して高精細の出来上がりが可能です。
また、パンフレットでは、商品カタログや記念誌にマニュアルなど、ページ数の多い冊子を得意とし、オフセット輪転機で印刷するため、大部数でも対応できます。
一方、加工技術面に目を向けると、印刷物のラミネート「パウチ加工」やハクリのりで圧着したメーラーDM、UVニス圧着DMなどを得意としています。
用紙が密封されるため、防水性に優れ、指紋がつきにくく印刷面が汚れないなどのメリットがあります。
営業は6名おり、上記のような強みを活かしながら地域に根差した活動をしています。

株式会社トーユー
http://www.to-yu.jp/

 

キュリア導入のきっかけを教えてください。

印刷機材などを販売している出入りの業者様からキュリアを紹介していただいたことがきっかけです。
ミリアドの営業さんが仙台までお越しになったタイミングで、当社の営業部長と役員2名と私とでお話を伺いました。
ミリアドの営業さんに対しての印象は、非常に的確な提案、且つわかりやすいプレゼンをしてくださった というものです。
「なぜ印刷会社に特化したITツールを扱っているのか?」という、こちらからの率直な疑問に対する回答も、非常に理解がしやすく納得できるものでした。
それは、ミリアドの樋口社長が、元々前職で印刷会社向けのツールの企画、開発、販売を行なっていたことが理由でした。
そこで印刷業界の課題をたくさん耳にして、その課題を解決したいという思いで、立ち上げて開発したのがキュリアというサービスということです。

サービスに対する印象は、率直に面白い、興味がある というものでした。
当社では、これまでデジタル系の提案はあまりしたことがなく、得意な分野ではありませんでした。
しかし、キュリアは単純にツールを売るのではなく、フックとして紙の仕事に繋げることができます。
顧客を回る際にもトークのきっかけになるため、活用できるイメージが沸きやすかったです。

仙台という市場は、ある程度の規模があるので、比例して仕事の量も一定数あります。
宮城県自体もオープンカウンター方式をとっていて、県内の業者にかかわらず広く門戸を開けています。
他県からすれば参入しやすいということもあり、山形県をはじめ近隣からも競合が集まりやすいエリアです。
その中で、差別化のためのツールとしても将来への可能性を感じるツールでした。

 

DX人材支援プランはいかがでしたか。

※DX人材支援プランとは?
 キュリアのオプションで「ミリアドの専任担当が、研修や営業サポートを行う」というプランです。

DX人材支援プランについては、現在も実施期間中です。
半分ほどを消化した今は、専任担当の方からの情報やアドバイスが、実践に応用できてきたように思います。
言われると「当たり前か」と気づかされるようなご指摘もいただきますが、それも当社にない視点や知見が得られて非常に勉強になりますし、良い刺激にもなります。

専任担当の方は、何よりも仕事に対する姿勢が素晴らしいです。
我々よりも我々のことを考え「トーユーのために売上をつくろう」という気持ちが強く伝わってきます。
当社のようにデジタルが得意ではない会社を担当されて、さぞかし大変だろうと思いますが、この方が担当でラッキーだったと心より思っています。

残りの時間も引き続きご協力いただければと思いますし、我々はしっかりと結果が出るようにしたいと考えています。

 

今回の案件について教えてください。

JR東日本東北総合サービス株式会社様に採用いただきました。
タイで実施した、観光客誘致のためのプロモーション企画での活用です。

以前、台湾で観光客誘致のためのプロモーション企画を実施されていたことは耳にしていました。
今回、同様の企画を初めてタイで実施すると伺った際に「タイでは日本よりもスマホを使っていろんなサービスを活用している方が多い」と仰っていました。

また、クライアントには 前回の台湾企画ではなかった新たな障害がありました。
前回は、現地でクーポン券付きのチラシの配布をしたのですが、このチラシは現地(台湾)で印刷したものです。
しかし、タイでは同じように対応できる印刷会社が現地におらず、手配ができないということでした。
日本から印刷物を持っていくわけにもいかないという事で、悩んでおられたのです。
そこで、キュリアが使えるのでは?と感じ、提案をしたところ、担当さんの反応も良く、そのまま上申してくださいました。
提案したのは、スマホサイトでクーポン券を配布するという内容です。

本件については、DX人材支援プランの中でもミリアドさんに運用の相談をしました。
海外でのキュリア活用は初の試みということで、事前に現地での動作確認をした方が良いとアドバイスをいただきました。
クライアントに協力していただき動作確認を行ったところ、問題なく運用できました。
クライアントから「それであればキュリアを使ってやってみたい」と言っていただき、実施の運びとなりました。

※海外でのご使用は動作保証が無いため、必ず事前に動作確認を行ってください。

 

企画の内容について教えてください。

タイから日本への観光旅行を目的にしている方をターゲットにしたイベントです。
東北地方への誘致を狙って企画を実施しました。

 ・イベント会場にQRコードを設置
 ・スマホサイトに遷移し、東北地方の駅構内のお土産店で使えるクーポンを表示
  (2,000円以上お買い上げのうえクーポン画面提示で 5%OFF)
 ・TOPページには、各県のお土産店を紹介するページへのリンクも設置

 

今回は、クーポンや各県を紹介するスマホサイトと合わせてノベルティの提案もしておりました。
その中から「東北ずん子」というキャラクターをデザインした缶バッジが採用されています。
「東北ずん子」とは、東北の企業であればイラストを無償で商用利用出来る、東北オリジナルのキャラクターです。
このキャラクターを使った缶バッジは、国内のどこでも手に入るものではないため、タイの方にも喜んでいただけると思います。
何より、東北への誘致という目的に合致していたことで、採用にいたりました。

 

結果について教えてください。

QRコードは、ブースにパネルを置いて、イベントの来場者にかざしてもらうようにしました。
2日間だけのイベントでしたが、会場には 1,000人弱の方が来場されたそうです。
結果、そのうちクライアントのブースに来て、QRコードを読み込んだ方が 約600人もいたんです。
タイでのイベントが初めてなので、この数値が高いのか低いのかはまだ判断できませんが、クライアントには大変喜んでいただきました。

また、イベント後、企画担当の方からは「早く会社に報告をしなければならないので、帰国後すぐに結果が知りたい」という要望がありました。
キュリアであれば、ログの情報から すぐに結果を出すことができるため、スピード感を持って対応ができたことも非常に好評でした。
ログの結果を素早く提出できる点は、他の案件においてもご評価いただくことが多いです。

このイベントには、先方の社長も視察に行かれていたそうですが、好感触だったと聞いています。
それもあってか、既に担当さんからも「来年もやりたい」と言っていただけているので、当社としても今後につながる仕事ができて良かったです。

この企画は、当社がキュリアを導入してから初めての受注案件となりました。
これをきっかけに、今では夏祭りイベントやデジタルスタンプラリー企画など、他のクライアントでの実績も増えてきています。
キュリアをフックにすることで新たな提案ができるようになり、成果に繋がってきていますので、引き続き効果を最大化していきたいと思います。

 

− ありがとうございました!