【DX支援プラン利用】2つの課題をまとめて解決!濃厚なアンケート分析で新たな発見を生み出す!

S社

【この事例のポイント】
・新規来店の集客と来店者からの意見収集、2つの課題を解決
・課題解決提案によって休眠顧客からの受注を実現
・1つのアンケートから多角的な分析と改善点を創出

 

キュリアを導入したきっかけについて教えてください。

T様:株式会社モトヤ様からのダイレクトメールを見て、
株式会社ミリアド主催のセミナーを知ったことが最初のきっかけです。
普段は、ダイレクトメールなどは削除してしまうことも多いのですが、
その時はタイトルや内容に目が行き、興味を持てたことでセミナーに参加しました。

そこでキュリアというツールを知り、今の自分たちにマッチするサービスなのではないかと感じたため、社長にも紹介をしました。
そこから一度 話を聞いてみようとなり、ミリアドさんに問い合わせをしました。

社長様:コロナ禍の影響もあり、業界的にも苦しい状況は続いていました。
そんな中で、私自身も「何か新しい取り組みをしなければならない」という想いはあったのですが、
具体的に「何をすればいいのかがわからない」ということに悩んでいたんです。

そんな時期にキュリアの話を聞くことになったのですが、
まず第一印象としては、制作が非常に簡単であるということでした。
管理画面もステップごとに分かれているので、流れに沿って作ることができますし、
専門知識がなくても簡単に作れる点は魅力的なポイントです。

ご紹介いただいた活用事例の中では、キュリアを導入した静岡県の印刷会社の社長さんが、
ご自身でキュリアを使ったサンプル営業をした結果、印刷物とからめて400万円の受注をした、という内容を伺いました。
具体的な経緯や中身の詳細を聞いて「これなら自分でもできそう」と感じたことを覚えています。

また、とても広い業種に対して提案ができるとも感じました。
弊社ではデザインを請け負っていないため、データを入稿いただく必要があります。
そうなるとデザインが内製化できる企業からの依頼を受ける、もしくは印刷の下請けなどが基本となり、ターゲットがある程度限定されてしまいます。

しかし、キュリアであれば、エンドの企業に対しても直接営業ができるようになるので、
ターゲットの幅が広がり、BtoBだけでなくBtoCにも攻めることができます。
このような新たな強みが生まれるところも非常に魅力的でした。

 

月1企画MTGについて教えて下さい

※月1企画MTG(ミーティング)とは、ミリアドの専任担当者が月に1回、研修や営業サポートを行うキュリアに付属しているサポートです。

社長様:まず、私たちが知らない情報を教えてくれる、このこと自体に価値があると思っています。
提案の仕方ひとつとっても「こういう会社に売りに行ったら、こういうことを言われた」と報告すると
「それであれば、次はこういう提案をするといいと思います」などのアドバイスをいただけることは非常にありがたいです。

自分たちだけでは出せない発想に気づかせてくれますし、その影響で自分自身の考え方も変わったと感じています。
お客様の持つ課題によって、営業する側の提案の仕方も変わるものなので、そこに対する新たな視点や気づきを得られるのは大変勉強になります。

T様:世の中で流行してることなども しっかりキャッチアップをされているので、幅広い分野の情報を得ることができています。
感覚の違いや、頭の回転のはやさ、発信力など、こちらが圧倒されるほどです。

私たちは、これまで一から新たに何かを始めるという経験がなかったので、その道を示してくれる存在になっています。
もし自分たちだけで始めていたら、きっとどうしたらいいのか、何から着手したらいいのかが分からなくなっていたかもしれません。
それを教えてくれて、実践した後にはフィードバックをもらえるので、いつも助けられています。

 

キュリアを使った案件について教えてください。

社長様:クライアントは、炭火焼き鳥が味わえる某居酒屋さんです。
過去にチラシ印刷のご依頼をいただいたことがあり、また お店の場所も実家の近くであったため、家族で飲食しにお邪魔したこともありました。
キュリアを導入してから、その居酒屋さんにご飯を食べに行った際、
キュリアの紹介をしまして、店長さんからヒアリングをしたうえで企画を考えました。

ヒアリングでわかった課題は主に2点です。
 ①:新規のお客様を呼び込みたい
 ②:来店してくれたお客様から感想やご意見を収集したい

それに対して「新年お年玉ガチャ企画!!」と題した企画を、
並行して2つ実施することを提案しました。

課題①に対しては、来店を促進するためのポスティング施策です。
 ・2024年1月11日〜25日の期間でキャンペーンを実施
 ・ポスティングした600枚のチラシにはQRコードを付ける
 ・QRコードを読み込むとガチャが回せて、抽選結果に応じたクーポンが当たる
 ・来店してクーポン画面を提示することで、サービスを受けることができる
 ┗ クーポンの内容は以下
   1等:お会計15%OFF
   2等:ドリンク1杯サービス
   3等:お好きな串1皿(2串)サービス
   4等:枝豆1杯サービス

 

課題②に対しては、来店客へのアンケート施策です。
回答者を増やすために、回答するメリットとして①とは別のクーポンを用意しました。
 ・2024年1月11日〜31日の期間でキャンペーンを実施
 ・14卓ある各テーブルや 店内外に、QRコード付きのチラシを設置
 ・QRコードを読み込むとアンケートフォームが表示
 ・回答すると、ガチャが回せて、抽選結果に応じたクーポンが当たる
 ・会計時にクーポン画面を提示することで、サービスを受けることができる
 ┗ クーポンの内容は以下
   1等:お会計500円OFF
   2等:お会計300円OFF
   3等:お会計200円OFF

 

 

結果について教えてください。

社長様:まず①のポスティングをした600枚のチラシからは、
ガチャが45回(7.5%)まわされていることが分かりました。
一般的なポスティングの反応率は「0.01〜0.3%が相場」ということを考えると、
7.5%という数字はかなり良い結果になったと感じています。

また、②のアンケート施策の結果ですが、今回 結果の集計やレポート化はミリアドさんに依頼をしました。
そのおかげで非常に詳細な結果分析ができています。

まず、回答してくれた人数は91人です。
20代〜70代まで幅広い年齢層の方が回答してくれており、男性:34%、女性65% と、女性比率が高くなりました。
金土のアクセスが全体の半数以上を占めている点などは、飲食店の特性として事前に想定していた通りの結果ではありますが、それを数値データとして明確に証明できたことは良かったです。

時間帯では、21時の抽選がピークで全体の約3割。18-20時はほぼ横ばいとなり、
1次会を終えるタイミングが最も伸びたのではと仮説立てしています。

また、認知媒体については、看板や友人の紹介の比率が高く、認知度/リピート率共に高い傾向なのではないかと思われるデータも取ることができました。
来店形態では、家族が全体の1/3以上、友人・知人率も高く、仕事関係者は14%に留まりました。
お店の立地的に、イオンが近隣にあるためファミリー層が多いのは想定通りでした。

しかし、お店の裏にオフィスビルがあるため、仕事関係者も多く来店する傾向はあるはずです。
恐らく、回答者としての比率が少ないだけの可能性があり、ここは積極的にお声がけをするなどアンケートを促すことができれば更に改善できる点でもあると考えています。

 

また、美味しかった「串」は何ですか?という質問に対しては、「もつ鍋」という串以外の回答が上位にランクインしました。
わざわざ条件外の回答をするということは、非常に美味しくてファンがいる、毎回頼む常連さんがいる、など
本来お店側が想定していなかった商品に対して魅力があるという可能性があります。

そこを強みとして推し出し、例えば初めて来店する新規客限定で、もつ鍋をお安く提供するようなクーポンやキャンペーンを打ったら、新規の来店=集客につながるのではないか。
更に、そこでお店や商品を気に入っていただければ、リピートにもつながってくれるのではないか。
という新しい発見とそれに基づく企画案も生まれました。

 

他にも、アンケートの集計結果からは多くの気づきを得ることができています。
この結果は、今回の居酒屋さんはもちろん、他の飲食店やクライアント様にも提案の際に活かせる情報だと思うので、ミリアドさんに細かく分析していただいて良かったです。

分析結果をいただいた時には、私たち自身も詳細な内容に驚きましたし、
その結果、店長さんからも「こんなに検証してくれたんですね!」とお喜びの声をいただくことができました。
今後も生み出した実績をもとに、引き続き成果に繋げていきたいと思います。

ーありがとうございました!