過去の開催データを参考にした改善企画で参加者アップ!
前回、Go!酒飲スタンプラリーの事例をお話いただいた、
有限会社ソーゴーグラフィックス様にスタンプラリーの採用事例について伺いました。
前回のインタビューはこちら
https://qlear.net/cases/67/
九州中央山地観光推進協議会様から「奥九州ドライブスタンプラリー2024」の案件を受注いたしました。
この企画は今回で第3回目となり、第1回の実施以降、毎年継続して発注をいただくことができています。
九州中央山地観光推進協議会
http://kyushu-cent.com
第1回「奥九州ドライブスタンプラリー」の事例はこちら。
https://qlear.net/cases/56/
開催エリアは、例年通り「九州中央山地」と呼ばれる7市町村が対象です。
市町村内にあるスポットを巡ってスタンプを貯めると、景品の応募ができるという流れで、
スタンプを貯めるのは、紙かデジタルかのどちらかを選べるようにしました。
ただし、第1回はスタンプ10個でコンプリートだったものを今回は7個でコンプリートと、
総数を減らして参加者のハードルを下げています。
また、スタンプの設置場所も変更しており、過去に参加してくださった方でも新たな場所を
回遊して楽しめるようにしました。
▼参加の流れ
・特設サイトにアクセスして参加登録
https://qlear.cloud/sogographics/okukyusyu2024_lp
・スタンプ設置施設へ行き、設置してあるパネルから
QRコードを読み取ってスタンプをゲット
・スタンプを3つ集めると抽選に応募可能
スタンプを全部集めると当選確率がUP
まず、集客をするためには目玉になる景品が必要だと考え、第1回目のコンプリート者のご意見を確認しました。
熊本県と宮崎県をまたぐ7市町村の回遊は、距離もあり時間もかかりますが、なぜ全て回ろうと思ったのか?その答えは「絶対に景品が欲しかったから」というものでした。
第1回目のコンプリート景品は、オリジナルスニーカーを作れるというもので、その方はご家族4人で参加され、全員でお揃いのオリジナルスニーカーを作りたかったそうです。
そこで、今回は何を景品にすればいいか、誰もが欲しいと思うであろうものにしようと考え、家電製品を提案しました。
クライアントの反応もよく、話し合いの末「Nintendo Switch」に決まりました。
さらに、幅広い年齢層を取り込みたいという狙いもあったので、追加で球磨(くま)牛と宮崎牛のセットも用意することにした上で、どちらに応募するか選べるようにしています。
ユーザーが選択できるようにすることで、景品としてどちらの方がニーズが高いのか、今後のために検証する狙いです。
また、これまで同様にフォトコンテストも同時開催しています。
第1回は5組しか応募がなかったので、応募者数を増やすために こちらもハードルを下げようと工夫をしました。
参加者が「何の写真を撮ればいいのか?」迷わずに済むように、キュリアのフォトフレーム機能を使って、各ポイントごとに複数のフレームを用意したんです。
各ポイントごとのフォトフレームを集めて応募すると、景品が当たるという企画にして、ユーザーが参加しやすく且つメリットを感じられる提案をしました。
シンプルなフォトコンテストの企画だけだと、一眼レフやデジタルカメラなどを持っている特定のユーザーがメインとなり、スマホユーザーが参加しようと思いにくいかもしれません。
しかし、スマホがあれば参加できるフォトフレームであれば、誰でも気軽に参加しやすくなるので、クライアントにも快く採用していただくことができました。
また、フレームにはご当地キャラを使っていますので、ハッシュタグを付けてSNSに投稿してもらうことで、企画を拡散してもらう狙いもあります。
このフォトフレーム用のQRコードは、ドライブスタンプラリーのスタンプを集める用のQRコードと隣り合わせでパネルに掲載し、どちらの企画にも参加しやすい導線を組みました。
どちらか片方の企画を目的に参加した方にも、両方の企画に参加してもらえるような相乗効果が生み出せれば良いと考えています。
印刷物とデジタルをセットで受注し、数十万円の発注をいただきました。
▼内訳
チラシ :A3(2つ折) 1,000枚
ポスター:21枚(7箇所×3枚)
キュリア:LP、応募フォーム、スタンプラリー、フォトフレーム
インタビュー時点では、まだ開催期間の途中(約3ヶ月中の1ヶ月程度)ですが、
第1回は終了時点で参加者が合計136人でしたが、今回は現時点ですでに100人を超えています。
さらに、早速スタンプラリーをコンプリートして応募してくれている人もいて、クライアント様からも喜びの声をいただいている状況です。
傾向を見ると、60〜70代の年齢層が多いので、比較的 日中のお時間に余裕のある方が早期に達成してくれたのかもしれません。
もう少しすると紅葉の時期に入るので、結果はまだ分かりませんが、これからさらに参加者が増えることを期待しています。
また、今回の応募フォームには、アンケート項目も設けており、その中で「この企画を知ったきっかけは何ですか?」という経路も確認するようにしています。
ここで、スタンプラリーなのか、フォトコンテストなのか、SNSなのか、などのデータが収集できることで、今後の改善にもつながると考えました。
具体的には、次回開催時の集客手段として、どの広告媒体にどれだけの予算をかければ、効率的に集客ができるのか?という検証をすることで、その根拠を数値で示せることにあります。
今回の企画にかかわらず、案件が単発で終わるケースはよくありますが、本来はデータを取ることで、次回に繋げるための改善をしていくことが重要だと思っています。
キュリアはそのデータ取得ができるので、自社の強みを活かしやすいですし、クライアント様にも納得を得られやすいです。
そのためにも、まずは印刷物とセットで提案することで、最初のきっかけを生み出すことが大事だと思います。
ーありがとうございました!