2024年12月14日

LINE公式アカウントで友だちを増やす方法と活用事例

 目次 

1.はじめに
2.LINE公式アカウントとは?
3.LINE公式アカウントで友だちを増やすメリット
4.LINE公式アカウントで友だちを増やすデメリット
5.友だちを増やし、ブロックされないための具体的な方法
6.LINE活用事例
7.LINEでも使える!「キュリア」の活用で友だち数を増加
8.まとめ

 

1. はじめに

デジタルマーケティングが進化する中で、LINE公式アカウントは企業や店舗にとって
顧客とのコミュニケーションを強化する重要なツールとなっています。
特にアカウントの「友だち」の数を増やすことは、集客力や売上や単価を向上させるための鍵です。

この記事では、LINE公式アカウントを活用して友だちを増やす具体的な方法や成功事例をご紹介し、
自社ツールを用いた効果的な施策も提案します。

 

 

2.LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINEを通じて顧客と直接コミュニケーションを取るためのSNSアカウントです。
アカウントを作成する企業や店舗側からすると、以下の特徴があります。

  1.  Ⅰ.多彩な機能
     クーポン配布やメッセージ送信、抽選機能など、マーケティングや販促活動に役立つさまざまな機能を有しています。
     
  2.  Ⅱ.料金プランの柔軟性
     無料プランから始められ、メッセージ数に応じた有料プランも用意されています。

  3.  Ⅲ.高い利用率
     日本国内の70%以上のユーザーが日常的にLINEを利用しているため、効率よく顧客にリーチできます。
     LINE公式アカウントは、ユーザーとの接点を増やし、顧客体験を向上させる強力なマーケティングツールです。

 

 

3.LINE公式アカウントで友だちを増やすメリット

LINE公式アカウントで友だちを増やすことには、以下のようなメリットがあります。

  1.  Ⅰ. 高い開封率で即効性のある情報伝達
     LINE公式アカウントを通じたメッセージ配信の場合、当日中に約8割の人がメッセージを開封をしていることがわかっています。
     友だち数を増やすことで、より多くの顧客に効率的に情報を届けることが可能です。

  2.  Ⅱ. 顧客との直接的な接点を確保
     友だち登録をしている顧客に対して、クーポン、プロモーション情報、イベント通知などをダイレクトに配信できます。
     これは、顧客との接点を確保し、ブランドの認知やファン化を高める重要な手段となります。

  3.  Ⅲ. クーポンや抽選で購買意欲を促進
     登録者限定の割引クーポンや抽選キャンペーンを提供することで、購買意欲を高められます。
     たとえば、初回購入時の特典や定期的なイベント情報を配信することで、売上の向上や来店促進が期待できます。

  4.  Ⅳ. ブランドイメージの向上
     友だち数が多いLINE公式アカウントは、顧客から信頼されている証拠として認識されます。
     ブランドイメージが高くなることで、口コミによる顧客層の拡大も期待できます。

  5.  Ⅴ. データ収集とマーケティング分析が可能
     LINE公式アカウントでは、友だち数やメッセージ開封率、クーポン利用率などのデータを簡単に収集できます。
     これを分析することで、顧客ニーズを把握し、マーケティング戦略に活かすことができます。

  6.  Ⅵ. コスト効率の良い運用
     友だち数が増えるほど、一度のメッセージ配信でリーチできる人数が増えるため、広告費用対効果が向上します。
     LINE公式アカウントは無料プランから始められるため、初期費用を抑えたい中小企業にとっても魅力的です。

 

 

4. LINE公式アカウントで友だちを増やすデメリット

友だちを増やす施策を進める際には、以下のデメリットも考慮する必要があります。

  1.  Ⅰ. メッセージ配信によるブロックリスク
     友だち数が増えるほど、全員に一律で配信するメッセージが一部の顧客に不快感を与えるリスクがあります。
     宣伝過多や高頻度の配信は、ブロック率の上昇につながる可能性があるため、内容や配信タイミングに注意が必要です。

  2.  Ⅱ. 配信コストの増加
     LINE公式アカウントでは、有料プランの場合、友だち数に応じてメッセージ配信費用が増加します。
     たとえば、スタンダードプランでは月間無料配信数(30,000通)を超えた場合、追加費用が発生するため、コスト管理が重要です。

    ※2024年12月3日現在

  3.  Ⅲ. 管理と運用の負担
     友だち数が増えると、問い合わせ対応やクーポン利用管理などの運用負担も増大します。
     管理体制を用意しておかなければ、スタッフにかかる負担が大きくなる可能性があります。

  4.  Ⅳ. 質より量に陥るリスク
     友だち数を増やすこと自体が目的化すると、実際にはアクティブでないユーザーが多数含まれる「数だけのリスト」になりがちです。
     友だち数を増やすだけでなく、エンゲージメントの向上にも取り組む必要があります。

  5.  Ⅴ. ターゲティングの精度が求められる
     友だち数が増えるほど、属性やニーズが異なる顧客に対して的確なメッセージを配信する難易度が上がります。
     一律のメッセージでは効果が薄いため、年齢や性別や居住地域などのセグメント配信やパーソナライズが必要になります。


       

       

      5.友だちを増やし、ブロックされないための具体的な方法

      1.  Ⅰ. クーポン配布を活用する
         初回特典クーポンをLINE友だち追加者に配布することで、新規顧客の登録を促進できます。
         例えば、初回購入時に使える割引クーポンは特に効果的です。

      2.  Ⅱ. 抽選機能で話題を集める
         LINE公式アカウントの抽選機能を使えば、ユーザーが楽しみながら参加できるキャンペーンを実施可能です。
         例えば、抽選で当選したユーザーに商品をプレゼントし、外れたユーザーにも次回使えるクーポンを
         提供することで満足度を高められます。
         ただし、LINEの機能では当たりかハズレの2択しか設定できないため、等数設定を行いたい場合は別のシステムと
         連携させる必要があります。

      3.  Ⅲ. 店舗やイベントでQRコードを設置
         来店者やイベント参加者に向けて、店頭や会場にLINE登録用のQRコードを配置しましょう。
         特典を用意することで、登録率の向上が期待できます。

      4.  Ⅳ. SNSとの連携を強化
         InstagramやXやFacebookでLINE友だち追加キャンペーンを告知すると、SNS経由での新規登録者を効率的に増やせます。
         リアルイベントではなく、オンライン上で全国の人をターゲットにできることがポイントです。

      5.  Ⅴ. スタンプカードを利用する
         デジタルスタンプカードを活用して、友だち登録者に特典を提供する仕組みを作ります。
         例えば、「5回来店で次回10%オフ」といった特典を設定することで、継続的な来店を促進できます。

      6.  Ⅵ. 通知オフを推奨する
         LINE公式アカウントを友だち追加する際、「通知オフも可能です」と伝えます。
         通知の多さに不安を感じるユーザーに安心感を与え、通知がオフでもクーポンや特典情報は入手できることを
         伝えることで、過剰な宣伝をしない信頼できるブランドとして好印象を与える効果も期待できます。

       

       

      6.LINE活用事例

      1. Ⅰ.居酒屋での抽選企画

        居酒屋の要望
        ・LINEアカウントの友だちを増やしたい、そのためにアカウントに紐づいたイベントを実施したかった
        ・特典提供をオンラインで完結させたかった
        ・店舗スタッフのオペレーションを増やさずに運営したかった

        企画の概要
        ・店内にあるQRコードを読み取り、LINEお友だち登録をする
        ・トークにてメニューバーより「抽選会」をクリック
        ・抽選画面に遷移し、抽選に参加
        ・1,2等は、商品発送のための応募フォームを入力してもらう
        ・3,4,5等は、その場で使える引き換えクーポンを表示

        事例の詳細はこちら

         

      2. Ⅱ.注文住宅メーカーの年賀状企画

        企画の概要
        ・LINE公式アカウントの友だちを増やす
        ・従来のQRコードを載せるだけの方法では面白みがないと考え、アイデアを模索
        ・年賀状DMにQRコードを添付
        ・QRコードをスキャンするとキャンペーン内容のLP(ランディングページ)へ遷移
        ・LINE友だち追加後におみくじを引ける仕組みにした

        結果
        ・100人以上の新規友だちを獲得
        ・フォームの自由記入欄を通じて顧客の要望を収集できた
        ・リフォームに関心の高い意見や営業担当への激励などポジティブなフィードバックが多く寄せられた

        この事例の詳細はこちら

         

      3. Ⅲ.クリーニング店での店頭企画

        企画の概要
        ・ホームページを見た来店者に限定し、スタッフが提示するQRコードを読み取るとクーポンがもらえる
        ・煩雑な仕組みにより参加率は来店者の2.4%と低迷
        ・翌月からは店頭で直接声かけを行い、キャンペーンを宣伝
        ・クーポンの即日利用OKに変更
        ・QRコードのガチャにハズレが出た人にも「ハズレ券」を渡し、ポイント還元を追加するなどの工夫を実施
        ・多くのお客様が喜ぶ内容を考案し、飽きさせない工夫を重視
        ・スタッフが積極的に顧客の意見をヒアリングし、企画を改良

        結果
        ・2021年6月には来店者の25.2%がキャンペーンに参加
        ・その後も20%を超える参加率を維持
        ・キャンペーンへの積極的な参加が増え、良い循環が生まれた
        ・初期段階では浸透に課題があったが、実演や教育により理解が進み、スマホ企画への適応力が向上
        ・InstagramやLINE公式アカウントの運用もスムーズにスタート

        この事例の詳細はこちら

         

         

        7. LINEでも使える!「キュリア」の活用で友だち数を増加

        1.  Ⅰ. デジタル抽選ツール「キュリア」
           ノーコードで簡単にLINEと連携した抽選キャンペーンが作成可能です。
           福引やガチャ形式など多彩なテンプレートを用意しています。
           また、LINEのオリジナル機能では当たりかハズレの2種類しか選択できませんが、
           キュリアでは1等〜10等までの等数を任意で設定することが可能です。

        2.  Ⅱ. デザインQRコードで差別化
           QRコードの背景に好きな画像を設定できるデザインQRコードも作成ができます。
           LINE友だち追加用のデザインQRコードを作成することで、ブランドイメージを強化しながら他社と差別化できます。

        3.  Ⅲ. 使い放題でコスト削減
           キュリアでは無制限にコンテンツを作成でき、柔軟な運用が可能です。
           キャンペーン内容に応じてすぐに調整ができるため、効果的なプロモーションを実現します。

         

        サンプルとして、当社が用意したLINE公式アカウントがあります。
        抽選機能について、下記のURLもしくはQRコードから友だち追加後、
        リッチメニューにある抽選ボタンを押して体験してみてください。

         サンプルURLはこちら
         

         

         

         

        8.まとめ

        LINE公式アカウントを活用した友だち増加施策には、様々な方法と可能性があります。
        クーポンや抽選機能を使ったキャンペーン、SNSとの連携などを駆使して、効果的に顧客を引きつけましょう。
        さらに、デジタルツールと連携することで、キャンペーンの準備や管理の負担を大幅に軽減できます。
        ぜひこれらの方法を試して、LINE公式アカウントをビジネスの強力な武器にしてください。