【DX支援プラン利用】クライアントのことを考えた提案で入札金額に上乗せした受注に!

株式会社佐野印刷
代表取締役 佐野 龍一 様、天野 美智子 様

【この事例のポイント】
・入札時にLPの制作を追加提案
・入札予算に上乗せした金額での受注
・スタンプラリー活用で地域活性化に貢献

 

株式会社佐野印刷様について教えてください

当社は明治時代に創業し、2024年12月現在で法人化して69期目の印刷会社です。
本社は山梨県都留市という人口が約3万人の町に拠点を構えています。
昔はチラシ印刷を主力にしていましたが、近年は新聞折込の減少や地元企業のニーズ変化に合わせて、
売上よりも経常利益の割合が多くなるような仕事を目指しています。


従業員数は現在6名で、内3名が営業活動を行っています。
少人数ながらも、都留市役所産業課や商工会など、地域の行政や団体と連携しているのが特徴です。

 株式会社佐野印刷様のWEBサイトはこちら

 

キュリアを導入したきっかけについて教えてください

キュリアとの出会いは、東京都・池袋で行われた展示会がきっかけでした。
最初はスタンプラリーやガチャなどの機能は未開拓の分野だったので、
自分たちの地域でどれほど活用できるのか、イメージが湧いていなかったんです。

しかし、実際の事例を見たり聞いたりする中で、競合他社が参入しにくい分野で自社の強みを活かせる可能性を感じました。

また、他社との差別化を図るためにも、新しいツールを導入して提案の幅を広げたいと考えました。
導入初期は手探りの状態でしたが、「地域で他にはないサービスを提供できる」との期待感があり、
1年目を経て徐々に種まきができています。

 

DX支援プランについて教えてください

※DX支援プランとは?
 キュリアに付いてくる支援で「ミリアドの専任担当が、研修や営業サポートを行う」という内容です。

キュリア導入後、DX支援プランを利用しています。
当社と担当の方とで月に1回の打ち合わせがあり、導入初期から継続的に支援を受けています。
最初は何から始めていいのかわからない状態でしたが、担当の方との対話を通じて具体的な事例を共有してもらったり、
営業における提案のヒントをもらうことで、次第に活用の幅が広がっていきました。

特に、「こういう行動をして、こういう結果になった」ということを報告すると、その次のアドバイスをくれたり、
資料を共有してくださったり、よりインタラクティブな会話ができるようになっています。


実は以前、別のITツールを導入したこともあったのですが、その際はツールのみで支援がなかったため、
使いこなせずに解約をしたことがあったんです。

何が改善ポイントだったのかわからないまま終わってしまった経験があるので、
今回のように「進んでいる」という感覚がありがたいです。

 

今回受注した案件のきっかけについて教えてください

山梨県都留市役所産業課が事務局の「第40回 ふるさと時代祭り」と「つる産業まつり2024」実行委員会にて受注をしました。
受注のきっかけはふるさと時代祭りの入札です。

毎年当社も入札に参加しているのですが、今年は印刷物の入札に合わせてLPの提案も行いました。
元々ふるさと時代祭りのWEBサイトはあったのですが、情報量が少なかったため、
ポスターにQRコードを掲載してLPにリンクさせることを入札時に追加で提案したんです。


入札自体はポスターのみ落札し、LPはお祭り関係者にとって必要なものだと判断し、当社で制作することにしました。
というのも、山梨県外からお祭りに関する問い合わせがくるものの、問い合わせ内容は
「WEBサイトを見てもよくわからない」「更新性が低く最新情報がわからない」という内容だったそうです。
その問い合わせ対応で、実行委員会の方や市の観光課の方が右往左往していらっしゃるのを聞いていたため、
「LPを見ればお祭りのすべてがわかる」状態を目指して制作しました。

結果的にこのLPが関係者に好評で、後から予算をつけてもらうことができました。

ただ、2024年のふるさと時代祭りは台風の影響で中止となってしまったんです。
その代わり、同年11月に開催された「つる産業まつり2024」と統合される形で実施が決まりました。

 

「つる産業まつり2024」について教えてください

運営事務局はふるさと時代祭りと同様、山梨県都留市役所産業課です。
この時、ふるさと時代祭りで好評だったLPを再度つる産業まつりでも活用することが決まり、新たに予算がつきました。
そのおかげでLPの再構築やスタンプラリーの提案や受注につながりました。

LPは元々ふるさと時代祭りで制作した土台があったので、情報を差し替えるだけで制作ができました。

つる産業まつりでは、地域商店街の「つるポイントカード店会」と協力して
「スマホでわくわくスタンプラリー」を実施しました。
わくわく加盟店でお買物をして、各お店で1つもらえるデジタルスタンプを3店舗分集めると、
デジタル抽選に参加できるというものです。

この取り組みでは、商店街での買い物によってスタンプを集め、祭り当日に会場へ行くことで
景品と引き換える仕組みを導入しました。


景品内容については下記の通りです。

1等:  10本 新米 新潟県産こしひかり 10kg
2等:  50本 3,000円相当 加盟店の一品
3等:  30本 新米 新潟県産こしひかり 2kg
4等:210本 わくわくポイント500ポイント
5等:100本 わくわくポイント100ポイント
 ※ハズレても産業まつり会場で再抽選に参加可能
当日抽選賞:新米 新潟県産こしひかり 5kg

 

今回の受注内容について教えてください

第40回 ふるさと時代祭り

印刷物
└ ポスター:1,000枚

キュリア
└ LP
└ アンケートフォーム
└ フォトフレーム
└ 出店関係者登録フォーム6種

 

つる産業まつり2024

印刷物
└ チラシ:約13,000枚(新聞折込+店頭用)
└ スタンプラリー用ポップ:53店舗分

スタンプラリーの店舗数は53店舗ですが、折込チラシや店頭ポスターに参加ボーナスを付けてほしいという要望を受け、
ボーナススタンプを作ったのでスポット数は55になります。

キュリア
└ LP
└ スタンプラリー
└ 抽選ガチャ

 

結果について教えてください

第40回 ふるさと時代祭り

LP
└ ユーザー数:421
└ PV数:776 PV

出店関係者登録フォームについて、例年、身分証や営業許可書などの提出が
郵送(アナログ)だったのを、今回デジタル化しました。
全体の半数以上の出店者がデジタルにて申し込みをしてくれました。

 

つる産業まつり2024

来場人数
10月26日 約5,000人 / 11月10日 約3,000人

LP
└ ユーザー数:259
└ PV数:516PV

 

スタンプラリー
└ 参加者数:1,841
└ 抽選ガチャ参加者数:343
└ クーポンもぎり数:152

 

今後について教えてください

私たち佐野印刷は、今後も地域イベントのサポートを通じて、地域活性化に貢献していきたいと考えています。
キュリアを活用した提案型の営業をさらに進化させ、地域の課題を解決するパートナーとして成長したいです。
印刷会社としての枠にとどまらず、デジタル技術を取り入れた新しい形の提案を行い、
地域のお客様に価値を提供していくことを目指します。

 

ーありがとうございました!