2024年9月13日

バリアブルQR(可変QR)とは?DMや商業施設での活用方法もご紹介!

 目次 

1.はじめに
2.バリアブルQRとは?
3.通常のQRコードとの違い
4.バリアブルQRの活用方法
5.バリアブルQRのメリット
6.バリアブルQRのデメリット
7.バリアブルQR制作ツール「キュリア」のご紹介
8.まとめ

 

1. はじめに

近年、QRコードはさまざまな場面で利用されるようになりました。
スマートフォンで簡単に情報にアクセスできる利便性から、広告やプロモーションの手段としても広く活用されています。
特に、DMや商業施設などでは、QRコードを使って顧客との接点を強化する取り組みが増えています。

その中でも、最近注目を集めているのがバリアブルQRです。
この技術は、従来のQRコードと異なり、個別に異なる情報を組み込むことができるため、
マーケティングの効果を大幅に高めることができます。

本記事では、バリアブルQRとは何か、通常のQRコードとの違い、活用方法やメリット・デメリット、
そして具体的な制作ツールについて詳しくご紹介します。

 

 

2.バリアブルQRとは?

バリアブルQRとは、一見すると通常のQRコードと同じように見えますが、
実際には一つ一つのQRコードに異なる情報を組み込むことができる技術です。

たとえば、DMを送る際に、それぞれの受け取り手ごとに異なる情報をQRコードに
埋め込むことができるため、個人ごとのログを取得することが可能になります。

この技術を活用することで、受け取り手は自分専用の特典や情報にアクセスできるため、よりパーソナルな体験を提供できます。
これにより、顧客との関係性を強化し、マーケティングの成果を高めることができます。

 

 

3.通常のQRコードとの違い

    通常のQRコードは、どの端末から何度読み取っても同じ情報を表示します。
    一つのQRコードに埋め込まれた情報は固定されており、多くの場合、ウェブサイトやSNSのURLやテキスト情報が含まれています。

    一方、バリアブルQRは可変性を持ち、一つ一つのQRコードに異なる情報が登録されていることが特徴です。
    たとえば、同じキャンペーンに参加している顧客に対しても、個別に異なるURLやクーポンコードを配信することが可能です。
    この違いにより、いつ・誰が情報にアクセスしたか、その後キャンペーンに申し込んだかなどの動きも把握することができます。

     

     

    4. バリアブルQRの活用方法

    バリアブルQRは、さまざまなシーンで活用することが可能です。
    以下にその代表的な利用方法をご紹介します。

    1. Ⅰ.DMでの活用
      紙やアナログの場合、ログ情報の取得が困難でしたが、バリアブルQRを活用することで
      個人ごとに開封・未開封、WEBサイトのアクセス数・滞在時間などを確認できます。

      これにより、開封はしているけど申込みまで至っていない人には追加のアクションを実施したり、
      次回の企画に活かすことが可能です。

    2. Ⅱ.商業施設でのキャンペーン
      商業施設内で、2,000円以上購入すると抽選券を1枚プレゼント、といった企画でも活用ができます。
      あらかじめ抽選結果が登録されたバリアブルQRを抽選券に印刷することで、
      スマートフォンからQRコードを読み取って、何度抽選を行っても同じ結果を出すことが可能です。
      実際に抽選に参加するまで、QRコードの見た目では何等が登録されているかわからないため、
      不正を防止し、さらに正確なログを取得することができます。

     

     

    5.バリアブルQRのメリット

    バリアブルQRには多くのメリットがあります。以下にその主なポイントをまとめます。

    1. Ⅰ.個別に情報を提供できる
      バリアブルQRを活用することで、顧客一人ひとりに合わせた情報や特典を提供できます。
      顧客の購買ニーズに応じた情報を届けることで、認知から興味関心、比較検討、購入、リピーターの獲得にもつながります

    2. Ⅱ.効果的なターゲティング
      バリアブルQRは、顧客の属性や行動に基づいて異なる情報を提供できるため、ターゲティングの精度が向上します。
      これにより、無駄のない効率的なマーケティング活動を展開することができます。

    3. Ⅲ.データ収集の効率化
      バリアブルQRを使用することで、どの顧客がどの情報にアクセスしたのかを簡単に追跡できます。
      これにより、マーケティング施策の効果を定量的に評価することができ、次回の施策に活かすことが可能です。

     

     

    6.バリアブルQRのデメリット

    一方で、バリアブルQRにはいくつかのデメリットも存在します。
    これらを理解した上で、適切に活用することが重要です。

    1. Ⅰ.制作コストの増加
      通常のQRコードと比べて、バリアブルQRの制作にはコストがかかる場合があります。
      特に、大量のQRコードを個別に生成する場合や、生成したQRコードを印刷する場合にも
      専用のシステムやツールが必要となるため、初期投資が増加する可能性があります。

    2. Ⅱ.運用の複雑さ
      バリアブルQRを運用する際には、どの顧客にどの情報を提供するかを管理するための仕組みが必要です。
      これにより、運用が複雑になり、管理コストが発生する可能性があります。

     

     

    7. バリアブルQR制作ツール「キュリア」のご紹介

    バリアブルQRの制作には、専用のツールがあると便利です。
    そこでおすすめなのが、キュリアというノーコードツールです。
    キュリアは、誰でも簡単にスマートフォン向けのコンテンツを作成できるプラットフォームで、
    バリアブルQRの生成にも対応しています。

    キュリアを利用することで、特別な技術や知識がなくても、直感的な操作でバリアブルQRを作成することが可能です。
    また、クラウド型のサービスであるため、インターネット環境があればどこでも利用でき、
    複数のデバイスからのアクセスもスムーズです。

    さらに、キュリアでは、スマートフォンで参加できる抽選コンテンツも作成ができます。
    バリアブルQRと組み合わせることで、1回しか抽選に参加できないQRコードの用意が可能です。
    不正を防止し、参加者に参加してもらいやすい抽選会として利用されています。

     

     

    8.まとめ

    バリアブルQRは、顧客一人ひとりを識別した状態で情報を提供できるため、マーケティングの効果を大幅に向上させる技術です。
    特に、DMや商業施設での活用は非常に効果的であり、施策の成果を定量的に確かめたり、
    不正を防止しながら企画を実行できます。

    しかし、その反面、制作コストや運用の複雑さといった課題も存在します。
    これらのデメリットを理解した上で、適切なツールを活用することが重要です。

    バリアブルQRを活用して、より効果的なマーケティング施策を展開してみてはいかがでしょうか。