2025年5月2日

【印刷会社向け】お客様が本当に印刷物に求めている“結果”とは?

 目次 

1.はじめに
2.お客様が本当に求めているものとは?
3.「印刷物=結果」という視点
4.印刷会社だからこそ提供できる“その先”の価値
5.ネットプリントと印刷会社の違いを明確にする
6.効果測定まで支援できれば、価値はさらに高まる
7.印刷会社が差別化のために今できること
8.印刷物に「結果」をもたらすツール「キュリア」とは?
9.まとめ

 

1. はじめに

印刷業界を取り巻く環境は、近年大きく変化しています。
ネットプリントの普及により、単純な印刷業務だけであれば、手軽かつ安価に済ませる選択肢が増えました。

そうした中で、印刷会社に求められているのは、「ただの印刷」ではなく「印刷の先にある成果」です。
つまり、お客様が本当に必要としているのは、チラシやポスターそのものではなく、
それらを通じて得られる「集客」「売上アップ」「反響」といった“結果”です。

本記事では、そうした「結果を出す印刷物とは何か?」をテーマに、
ネットプリントとの差別化ポイントと、印刷会社としてできる具体的な提案について解説します。

 

 

2.お客様が本当に求めているものとは?

印刷会社に依頼をするお客様は、必ずしも「印刷物そのもの」に価値を感じているわけではありません。
例えば、出版社や広告代理店が印刷物に求めるのは、色味の正確さや仕上がりの再現性など、制作物としての「品質」です。

一方で、飲食店、小売店、アパレル企業など、消費者向けの販促物を必要とする業種では、
印刷物に求めるものは「反響」や「集客」という結果であることが少なくありません。

「このチラシでお客様がどれだけ来てくれるか」
「このポスターでどれだけ商品の売上が伸びるか」

そうした期待が、印刷会社への依頼の裏側にはあるのです。

 

 

3.「印刷物=結果」という視点

    筆者が以前、IT企業でマーケティング担当をしていたとき、チラシの印刷はネットプリントに依頼していました。
    当時の目的は「期日までに正しく印刷物を届けてもらうこと」でした。

    集客や反響の管理、効果の検証は自社で行っていたため、印刷物に対する期待は「正確な納品」であり、
    それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

    このように、印刷業務を「作業」として扱う場合、ネットプリントのようなサービスで十分に用が足りてしまうのです。

     

     

    4.印刷会社だからこそ提供できる“その先”の価値

    印刷会社には、ただの「納品業者」ではない強みがあります。
    それは、お客様の事業を深く理解し、印刷物の成果まで伴走できる存在であるということです。

    「このデザインなら反応が取れます」
    「QRコードを設置してアクセスを測定しましょう」
    「アンケートを連動させてデータ収集もできます」

    こうした提案ができれば、ネットプリントには真似できない「相談できるパートナー」としての地位を築くことができます。

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    5.ネットプリントと印刷会社の違いを明確にする

    ネットプリントは、「指定通りに、決まった印刷を納品する」ことに特化したサービスです。

    一方、印刷会社には以下のような付加価値の提案が可能です。

    ・チラシやポスターの目的をヒアリングした上での制作提案
    ・効果測定用のデザインQRやバリアブルQRの導入支援
    ・紙媒体からWebへ誘導するLP(ランディングページ)やフォームの提案
    ・集客イベントを仕掛けるデジタルスタンプラリーやスマートフォン抽選の設計

    印刷物に「成果が出る仕組み」を加えることで、価格競争から抜け出し、印刷の価値を再定義することが可能になります。

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    6.効果測定まで支援できれば、価値はさらに高まる

    成果を出すためには、成果を測る仕組みが不可欠です。

    チラシやポスターにQRコードを掲載し、その読み取り数を可視化するだけでも、お客様は「印刷の反響」を実感できます。

    しかし、そこからさらに一歩進んで、QRコードの効果測定やアクセスログの解析、
    アンケートの収集などが行えるようになれば、お客様にとって印刷物は「成果を生むツール」となります。

    そして何より、お客様は「この印刷物から、〇〇人が来店した」といった明確なデータを手にすることができるようになります。

    これは、ネットプリントでは提供できない、大きな付加価値です。

     

     

    7.印刷会社が差別化のために今できること

    印刷会社が目指すべきは、「印刷+企画提案+結果の見える化」というワンストップの支援体制です。

    具体的には、以下のようなサービス導入が有効です。

    ・デジタルツールを活用した販促企画の提案
    ・QRコードの活用による、反響の可視化
    ・フォーム連動型アンケートや抽選キャンペーンの提供
    ・スマートフォンでの集客施策の導入支援

    これらを実現することで、印刷会社は「印刷」から「集客施策のパートナー」へと進化することができ、
    お客様のビジネスにより深く貢献する存在となれます。

     

     

     

    8.印刷物に「結果」をもたらすツール「キュリア」とは?

    印刷物を通じてお客様の目的を達成するためには、「集客の仕掛け」や「効果測定の仕組み」が必要不可欠です。
    それを一括でサポートするのが、ノーコードでスマートフォン向けコンテンツを作成できるツール「キュリア」です。

    キュリアの主な特徴

    ・20種類のコンテンツテンプレートを使ってすぐに作成
    抽選、ガチャ、ルーレット、おみくじ、スクラッチ、フォーム、スタンプラリーなど、
    集客効果の高いスマートフォンコンテンツを簡単に作成できます。

    ・クラウド型サービスでどこでも管理・更新可能
    仕様変更にもリアルタイムで対応できるため、印刷後の施策調整や追いかけ企画にも柔軟に対応できます。

    効果測定機能付き
    どのQRコードが何回読み取られたか、どのコンテンツが利用されたかのログ情報を自動で取得でき、
    QRコードの効果測定が簡単に行えます。

    ・背景画像付きのオリジナルQRコードも作成可能
    デザインQRを使えば、ビジュアル性の高いQRコードで、より高い注目度と読み取り率が期待できます。

    ・企画コストの削減と即提案
    誰でも簡単に使えるノーコード仕様のため、外注コストを削減しながら、スピーディにクライアントへ企画提案が可能です。

    印刷会社が「印刷物+デジタルコンテンツ」をセットで提供することにより、「納品物から成果を出す支援」ができる時代です。
    キュリアを活用することで、印刷物に“結果”という新たな価値を加えることができます。

     

     

     

    9.まとめ

    印刷物は、今や“紙に印刷するだけ”のツールではありません。
    チラシやポスターが本当に価値を持つのは、「それによって何が起きるか」という結果にあります。

    ネットプリントでは提供できない「企画力」「差別化された仕組み」「成果の見える化」を実現することで、
    印刷会社は、お客様のビジネスに貢献するパートナーとしての存在感を高めることができます。
    印刷の価値を再定義し、次の時代にふさわしい提案型の印刷会社として、ぜひ一歩を踏み出してみてください。