2025年5月8日

【印刷会社向け】アンケート提案で得意先との信頼を築く方法とは?

 目次 

1.はじめに
2.アンケート提案が求められる理由
3.アンケートは「目的を達成する手段」
4.印刷物との連動で広がる提案の幅
5.成功事例に学ぶ!アンケート提案の成果
6.ノーコードツール「キュリア」で広がる提案力
7.まとめ

 

1. はじめに

「アンケート=印刷会社の仕事」と聞いてピンとこない方も多いかもしれません。
ですが、近年は印刷業務にとどまらず、得意先の課題解決に踏み込んだ「提案型営業」の必要性が高まっています。

本記事では、アンケートをきっかけに印刷会社がどのように新たな価値を提供できるのかを事例とともにご紹介します。
特に、すでにアンケートを行っている得意先や、まだ導入していない企業へのアプローチの切り口を明示し、
今後の提案活動に役立つ実践的な内容にまとめました。

 

 

2.アンケート提案が求められる理由

多くの企業や団体では、既に何らかのアンケートを実施しているケースが増えています。
しかし、その多くは「取るだけ」で終わり、集計や分析、サービス改善にまで活用されていないのが実情です。

印刷会社にとってのチャンスは、ここにあります。
アンケートそのものの印刷だけでなく、「どのように集計し、どのような形でフィードバックしていくか」
まで含めて提案することで、業務全体を任せてもらえる可能性が高まるのです。

 

 

3.アンケートは「目的を達成する手段」

    アンケートを実施したことがない得意先も少なくありません。
    しかし、それは課題がないのではなく、「なぜアンケートを行う必要があるのか」が明確でないだけです。

    ここで重要なのは、「アンケートはあくまで課題解決のための手段である」という視点を持ち、
    目的に応じた設計を提案することです。

    例えば、新商品開発前のニーズ調査や、イベント後の満足度調査、サービス改善のためのフィードバック収集など、
    目的に即したアンケート設計を行えば、得意先にとっての価値は一気に高まります。

    関連記事:アンケート回答率を上げる4つのポイントと必要事項

     

     

     

    4.印刷物との連動で広がる提案の幅

    アンケートの実施にあたり、景品やノベルティの提供は非常に有効です。
    回答率の向上だけでなく、印刷物の追加受注にもつながります。

    例えば、以下のような印刷物と組み合わせて提案することが可能です。


    クーポン券 :アンケート回答者限定の割引券や特典券
    コースター :飲食店や催事場で使えるオリジナルデザイン
    ステッカー :キャラクターやロゴ入りの限定デザイン
    ポスター  :スポーツチームの選手写真を使った応援ポスター
    ポストカード:イベントや撮影写真を使用した記念ポストカード

    このような提案を通じて、印刷業務とアンケート施策を組み合わせた「価値あるパッケージ」を提供することができます。

    関連記事:フォームの活用方法10選!Googleフォームではないオリジナルのフォームを作る方法もご紹介

     

     

    5.成功事例に学ぶ!アンケート提案の成果

    【事例1】労働組合イベントで予算を超える受注に

    埼玉土建一般労働組合主催の「住宅デー」イベント

    イベント準備
    ・各会場に来場者アンケートとガチャを実施する企画を用意
    ・350箇所のイベント会場に合計17,000枚のチラシを配布

    イベント実施
    ・来場者がアンケートに回答後、ガチャを回す企画を実施
    ・478名の来場者がアンケートに回答

    結果・分析
    ・集まったアンケートデータをCSV形式でまとめる
    ・集客方法や広告の改善に役立つ情報を得る

    次回への展開
    ・今回の結果をもとに、次回の「住宅デー」でも同様の企画を実施予定

    この事例の詳細はこちら

    【事例2】投票形式のアンケートで作業効率向上

    新潟県新発田(しばた)市「城下町しばた全国雑煮合戦」

    企画の概要
    ・全国津々浦々のお雑煮を一同に集めたお雑煮のイベント
    ・2023年はアンケート、お雑煮の投票、スタンプラリーを実施
    ・2024年はアンケート、お雑煮の投票、抽選イベントを実施

    結果
    ・投票およびアンケートが非接触でスムーズに実施
    ・スタンプラリーで両会場への来場促進を達成
    ・非接触形式が多くの参加者に好評だった
    ・スタンプラリーのアナログ・デジタル併用が高齢者や子どもにも配慮されていると評価
    ・コイン投票方式に比べ、デジタルの方が集計時間が短縮(従来は1時間から約10分へ短縮)

    この事例の詳細はこちら

     

    関連記事:スマートフォンでできる投票システムとは?

     

     

    6.ノーコードツール「キュリア」で広がる提案力

    ここで紹介したようなアンケートフォームや景品連動の提案は、ノーコードツール「キュリア」を使えば、
    誰でも簡単に実現可能です。

    キュリアの主な特徴は以下のとおりです。

    ・スマートフォン向けに最適化された20種類のテンプレート
    ・アンケートフォーム、抽選、クーポン、フォトフレームなどが作成可能
    ・クラウド型で即時修正・連携ができる
    ・景品と連動させた抽選コンテンツで参加率アップ
    ・背景画像付きのデザインQRで視認性・オリジナリティを向上

    デザインQRは、イベントや店舗ごとにオリジナルのデザインが可能で、視覚的にも強い訴求力を発揮します。

    関連記事:デザインQRとは?

     

     

     

    7.まとめ

    印刷会社にとって、アンケートは「新たな仕事の入り口」として非常に有効です。
    単なる印刷物の提供だけでなく、アンケート設計から集計、分析、次回施策の提案まで含めたサービス提供により、
    得意先との信頼関係を強化できます。

    提案の幅を広げたいと考えている印刷会社の皆さまは、ぜひアンケートを起点とした提案営業にチャレンジしてみてください。