2025年8月30日

フォームと抽選の連携がもたらす体験とは?

 目次 

1.はじめに
2.なぜフォームと抽選を組み合わせるのか
3.フォームと抽選連携の仕組み
4.参加者視点でのメリット
5.運営者視点でのメリット
6.活用事例

7.実施時の注意点
8.「キュリア」で実現できるフォーム+抽選連携
9.まとめ

 

1.はじめに

近年、イベントやキャンペーンの現場では「参加者の体験価値を高めながら、確実に顧客データを取得する」ことが重要なテーマになっています。
その中で注目されているのが、「フォームと抽選の連携」です。

これまでのアンケートフォームや申込フォームは、データ収集には有効である一方、参加者側にはインセンティブが少なく、回答率が低下しがちでした。
しかし、フォームの入力完了後に「そのまま抽選ができる仕組み」を組み込むことで、参加者はワクワク感を持ちながら情報を提供でき、運営者は高精度な顧客データと参加ログを一度に得られます。

本記事では、広告代理店の企画立案者や、商業施設・自治体・観光協会など人を集める施策を担当する方に向けて、フォームと抽選連携がもたらす効果や事例、実施のポイントを詳しく解説します。

 

 

2.なぜフォームと抽選を組み合わせるのか

アンケートや申込フォーム単体の限界

フォーム単体では、回答者にとって「時間と手間をかけて入力するだけ」という印象を与えてしまう場合があります。
特にアンケートの場合、長い設問や複雑な入力項目があると、途中離脱が発生しやすく、結果的に回答率が低下します 。
また、謝礼がない場合や、謝礼が後日発送となる場合は、入力完了のモチベーションが下がりやすい傾向があります。

抽選を組み合わせることで生まれるモチベーション

抽選を組み込むと、入力完了の瞬間に「何が当たるかわからないワクワク感」が参加者の心理を刺激します。
特にインスタントウィン型の抽選は、結果がその場でわかるため、達成感と喜びを同時に提供できます 。

さらに、参加者は「せっかく抽選できるなら入力しよう」と考え、結果的にフォームの回答率が上がります。
この仕組みはアンケート、応募、来場受付などあらゆる入力フォームで応用可能です。

 

 

3.フォームと抽選連携の仕組み

全体のフロー例

・QRコードやURLからフォームにアクセス
必要事項を入力・送信
・自動的に抽選画面へ遷移し、その場で結果を表示
・当選者にはデジタルクーポンや引換券を即時発行

この流れは、来場受付、アンケート、レシート登録などさまざまなケースで活用できます。

技術的な実装ポイント

・ブラウザ完結型かアプリ連動型か
アプリ不要でブラウザだけで完結できると参加ハードルが下がります 。

・デザインQRやバリアブルQRによる誘導
ブランドイメージを反映した背景画像付きのデザインQR や、1人1回制御可能なCookie制御やバリアブルQR を活用することで、見た目の訴求と不正防止が同時に可能です。

・効果測定の仕組み
GA4や専用ツールでスキャン数や抽選参加数を可視化し、キャンペーンの改善に役立てます 。

     

     

    4.参加者視点でのメリット

    楽しみながら情報提供できる

    入力フォームは本来、参加者にとって「作業的な行為」になりがちですが、抽選が組み合わさることで「ゲーム感覚」の体験に変わります。

    心理的負担が減り、特に若年層やファミリー層には好意的に受け入れられやすくなります。

    その場で結果が分かる満足感

    インスタントウィンの抽選は、結果がリアルタイムにわかるため、参加者の興奮度が高まります。
    会場全体で歓声が上がるなど、イベントの雰囲気づくりにも効果的です 。
    また、「当たった!」という瞬間はSNS投稿を促し、イベントやブランドの認知拡大につながります 。

     

     

    5.運営者視点でのメリット

    高精度な顧客データ取得

    フォームで取得した氏名、年齢、性別、メールアドレスなどの情報に加え、抽選参加ログを紐付けられるため、顧客の行動を詳細に分析できます 。
    これにより、来場者の属性や購買傾向を把握し、次回の企画や販促に活用できます。

    回答率・参加率の向上

    「アンケート+抽選」の組み合わせは、入力率と参加率の両方を押し上げます 。
    特に、入力直後に結果がわかる仕組みは、参加者の満足度とリピート率の向上に直結します。

    不正防止と公平性

    バリアブルQR やログ管理機能を活用することで、一人で複数回参加する不正を防ぎ、公平性を担保できます。

     

     

    6.活用事例

    埼玉土建一般労働組合主催の「住宅デー」イベント

    イベント準備
    ・各会場に来場者アンケートとガチャを実施する企画を用意
    ・350箇所のイベント会場に合計17,000枚のチラシを配布

    イベント実施
    ・来場者がアンケートに回答後、ガチャを回す企画を実施
    ・478名の来場者がアンケートに回答

    結果・分析
    ・集まったアンケートデータをCSV形式でまとめる
    ・集客方法や広告の改善に役立つ情報を得る

    次回への展開
    ・今回の結果をもとに、次回の「住宅デー」でも同様の企画を実施予定

    この事例の詳細はこちら

     

     

     

    7.実施時の注意点

    フォーム設計のポイント

    ・必須項目は必要最低限にして離脱防止
    ・スマートフォン表示を意識したUI/UX設計
    ・回答時間を明示し、心理的負担を軽減

    抽選設計のポイント

    ・当選確率や景品在庫はリアルタイムで管理
    ・景品引換方法は会場受取かデジタルクーポンかを事前決定
    ・不正防止のため、QRコードや参加ログ管理を徹底

     

     

    8.「キュリア」で実現できるフォーム+抽選連携

    「キュリア」は、専門知識不要でフォームと抽選を組み合わせたスマートフォンコンテンツを作成できるノーコードツールです。

    ・20種類のテンプレート(ガチャ、おみくじ、ルーレット、スクラッチ、スロットなど)とフォーム機能をワンクリック連携
    ・背景画像付きQRコードでブランド訴求と差別化
    ・効果測定機能でスキャン数・抽選参加数・フォーム送信数を可視化
    ・クラウド型なので、仕様変更にも即時対応
    ・作り放題で外注費削減

    これにより、短期間で効果的な「データ取得+参加者満足度アップ」の仕組みを構築できます。

     

     

    9.まとめ

    フォームと抽選の連携は、参加者体験の向上とデータ取得を同時に実現する強力な施策です。
    特に、インスタントウィン型の抽選を組み込むことで、回答率・参加率を高め、イベントやキャンペーンのROIを向上できます。
    運営者にとっては、高精度な顧客データ収集や不正防止、公平性確保の面でもメリットがあり、今後の集客施策において重要な選択肢となるでしょう。

    「楽しませながらデータを取る」――これが現代のイベントマーケティングの新常識です。

    もし次回の企画でフォームと抽選の連携を検討しているなら、「キュリア」のようなクラウド型ノーコードツールを活用し、スピード感のある実装と確実な成果を目指すことをおすすめします。