薄利多売からの脱却
印刷物+αの提案が会社を変えた

株式会社高速オフセット
営業本部 営業二部 日野響流 氏

抱えていた課題

売上の主軸となっていた折込チラシの部数減、価格競争の激化
デザイン以外の付加価値が必要だった

売上の主軸となっていた折込チラシの部数減や、価格競争の激化から、従来のような売上、利益の確保が困難になっていました。
薄利多売のオフセット印刷を主軸としながら、厚利少売なデジタル印刷機の導入を機に、デザイン以外で印刷物に付与する付加価値を模索していました。

QREARを導入したきっかけ

デジタル印刷の推進チーム内からQLEARの紹介があり、ガチャ等のゲームコンテンツが面白いとなり、導入を検討しました。推進チームが5人だったため、当時の初期費用に対し、1人あたりの予算を決め導入先を見つけ、会社に採用してもらいました。導入目的は受注単価アップの付加価値提案です。

なぜQREAR?

抽選コンテンツを簡単に作れるところ。当初はそれ目的でしたが、今はスマートフォンサイト、フォーム画面の作成の簡単さに驚いています。

QLEARの営業方法について

営業部内の各部から7名の推進チームを作り自分の所属する部への周知、作業フォロー、営業同行などをしています。
また営業部に所属するマーケティング担当がおり、その者が一番使いこなせているので、技術相談や企画立案の窓口などになっています。
営業前に準備したことはお客様のサンプルのご用意。
提案先の会社や商品のイメージに近い画像素材を用意し、サンプルを作成してお持ちすると、とても反応が良いです。

QLEAR営業の失敗談

社内に実績が少なく「実績」を聞かれると明確な返答ができず説得力が出せなかったです。
導入各社の実績を共有するようなものがあればいいと思いました。
「出来ること」「出来ない事」を良く理解しないうちに風呂敷を広げすぎて後から訂正をしてまわったこともありました。

QLEARを導入してみて

印刷物+αの提案が増え若手社員の「考える」きっかけ、
「考える力」に繋がっている

セールストークの幅が拡がり、クライアントの興味をひきやすくなりました。
販売スタッフからは顧客さんへの声がけがしやすくなりコミュニケーションツールとして役立ったとの声を聞いています。
印刷物+αの提案を考えることが増え若手社員の「考える」きっかけ、「考える力」につながっています。

社内の変化は?

(QLEAR)+(デザイン)+(セールスプロモーション)
トータルソリューションを新たに展開

印刷物の付加価値として提供できるサービスが増えました。
現在は(QLEAR)+(デザイン)+(セールスプロモーション)というトータルソリューションとして「Qubuきゅ~ぶ」というサービス名で展開中です。

今後の展開

パスコード機能を利用して、紙のDMにパスコードを付与したものを提案したいと思っています。レスポンスが取れない紙媒体の弱点を補い、付加価値の提案が出来れば、紙媒体の新しい可能性が見出せるのでは思っています。


1986年12月に設立。現在、大阪を中心に東京、神奈川、京都、岡山、滋賀、奈良、福岡に営業所・工場を持つ。毎日新聞グループホールディングスを支える中核の総合印刷会社として、「新聞印刷」「商業印刷」「フォーム印刷」など、幅広い印刷分野を、柔軟な営業力と最新の設備・高い技術力で展開。企業の社内報、出版物、ホームページなどのデザインや記事の編集も手掛け、顧客の「伝える気持ち」を「伝わる力」に変える情報伝達の手助けを行っている。