印刷会社だからこそ提供できる価値とは?集客・成果につながる印刷物の提案力
印刷会社が日々取り組む仕事は、高品質な印刷物をつくるだけではありません。
近年、印刷物そのものではなく、「その先にある成果」を求めるクライアントが増えています。
この記事では、印刷業界に携わる皆様へ向けて、「お客様が本当に求めていること」や、
ネット印刷にはない価値提供のあり方、そして成果に結びつく印刷の提案力について解説します。
後半では、成果測定や差別化にもつながるサービス「キュリア」の活用法についてもご紹介します。
「印刷会社に頼むのだから、美しく仕上がった印刷物を納品するのが一番大切だ」
このように考える方も多いでしょう。確かに品質は重要です。
しかし、お客様が印刷物に本当に求めているのは“見た目”だけではなく、その先にある結果です。
その「結果」は、業種や目的によって異なります。
出版社、広告代理店、他の印刷会社などが求めるのは「指定どおりの印刷物を正確に納品すること」です。
一方、飲食店やアパレル、小売店などの場合は異なります。
たとえば、チラシやポスターの印刷を依頼する場合、
その目的は「印刷すること」ではなく、「集客すること」にあります。
つまり、印刷物は“集客”という目的を達成するための手段にすぎないのです。
筆者自身、前職ではIT企業のマーケティング担当として、ネット印刷を利用していました。
求めていたのは、「データ通りに納品されること」だけ。
印刷物の成果や効果測定は自分たちで行っていたため、印刷会社には“印刷”以外を求めていませんでした。
この経験をふまえると、ネット印刷の価値は「依頼通りに印刷物を納品すること」にあります。
一方、印刷会社は、印刷物がもたらす集客や売上アップといった“成果”を共に追求できるパートナーになれるのです。
印刷物が集客に貢献するには、どんな工夫ができるのか?
その一つの答えが、「企画提案力」と「効果測定」です。
例えば、
・イベント用の印刷物に背景画像入りのQRコード(デザインQR)をつける
・スキャンした先に抽選やクーポンを設定して集客効果を高める
・スキャンログを取得して効果を数値化する
といった仕掛けを提案できれば、お客様は「またお願いしたい」と思ってくれます。
印刷物がどれだけ集客に貢献したかを測る手段として、QRコードの活用が有効です。
従来の紙媒体では取得しにくかったログ情報も、QRコードのスキャン数やリンクの遷移先で可視化できます。
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また、個別に情報を仕込めるバリアブルQRを使えば、DM1通ごとの効果も追えるようになります。
印刷会社だからこそ提案できる「分析型の印刷物」の価値は、非常に大きいのです。
関連記事:バリアブルQR(可変QR)とは?DMや商業施設での活用方法もご紹介!
当社が提供する「キュリア」は、印刷会社様に特化して設計されたノーコード型のデジタルツールです。
特徴は以下のとおりです。
・スマートフォン向けコンテンツを20種類のテンプレートで作成可能
・デザインQRやバリアブルQRの発行が簡単
・スタンプラリー、抽選、フォトフレームなども自在に設計可能
・QRコードの効果測定機能も搭載
印刷物に組み合わせることで、「印刷+体験」の提供が可能になります。
外注コストを削減しつつ、即時の仕様変更にも対応できる点も大きな強みです。
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印刷会社は、ただ美しい印刷物を納品するだけではなく、
お客様の成果に貢献するパートナーとして進化することが求められています。
ネット印刷との差別化を図るためには、
「集客につながる提案」や「効果の見える化」が不可欠です。
印刷物のその先を見据えた提案力を磨き、価値ある印刷会社としての信頼を築いていきましょう。
そして、その第一歩として「キュリア」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。